あかるのメロンパン

仕事、恋愛、生活女の子の数多ある選択肢
人生をちょっとだけ振り返ってみたり
たまには妄想してみたり
そんな脳内をただ晒したいだけなのであしからず。

褪せたメロンパン


昔から他人に何かを言うことが苦手だった。
意見を求められても何も言わず、他力本願的に生きてきた。
だって、責任なんて負えないし
そんな、重荷自分には耐えきれないの。



耐えなければいけない歳になって気づくのは、絶望しかなかった。
責任の負い方が分からないから。


どうすればいいんですかね。
子供ができたとしたら育てる?
恋人と別れたらすっぱり連絡を取らない?
仕事でミスをしたら辞める?


転んだら立ち上がる様な当たり前のことだって、普通どうするかなんて人それぞれだし
普通とは何かって、言うなら大衆的っていう事。
そこからはみ出したら異常?
普通に生きたいと思うなら、大衆を学ばなければいけない?
普通になるのに努力をしなければいけない?


努力をしている時点ではみ出し者なのかな


夕飯時、テレビをつけながら今日の出来事を話して笑いながらごはんを食べられる生活。
朝はまだ寝てる恋人を起こしてあげてお弁当を持たせて見送る生活。
仕事中、相手にちょっと愚痴って会いたいねって言い合える生活。


理想はこんな感じ。
皆もこんな感じ?
でもね、これには現実がついてくるんだ。


仕事終わりで疲れながら買い物に出掛ける
すぐに帰宅してごはんを作り始める
恋人の終業時刻に合わせて作り終える
食べ終われば片付けとお弁当作り
休みの日、デートにいかなければ洗濯と掃除と布団干し、日用品の買い出し


相手を笑顔にするための代償はこれだけある。
それは当たり前?それとも…
一人でこなすと虚しくなる。
私は、好きでやっているのか、相手が好きだからやっているのか、好きになってもらうためにやってるのか


愛情に対するローリターンに胸が苦しくなる。


他人に物事を言うことが苦手な私にはお願いのしかたなんてわからない。


体が極端に脆くなった。
声がでなくなることが多くなった。


褪せていく恋人への気持ちに私はまだ答えを出さない
それも私の責任
この責任の負いかたは自分で決めなければいけない




そんな私の脳内の話